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開業freee・マネーフォワードはどれを使う?

公開 2026.06.28更新 2026.06.28

「開業freee、マネーフォワード、弥生……結局どれを使えばいいの?」。開業準備でよくつまずくところです。

ここで止まる原因は、2つの役割が混ざっているからです。開業届を作るツールと、開業後に使う会計ソフトを分けて考えると、一気にすっきりします。

この記事では、その2つを分けたうえで、自分に合うものの選び方を整理します。なお、料金やプランは変わりやすいので、最新は各社の公式サイトで確認してください。

012つの役割を分けて考える

まず、何を選ぼうとしているのかを整理します。

  • 開業届の作成ツール:開業届と青色申告承認申請書を、画面の質問に答えるだけで作れるサービス。基本は無料
  • 会計ソフト:開業後、日々の記帳から確定申告までを行うソフト。多くは有料

この2つは別物です。まず開業届のツールを使い、続けて同じメーカーの会計ソフトに進む、という流れが自然です。

02開業届の作成ツールはほぼ横並び

最初の「開業届を作る」段階から見ます。

代表的なのは、freee開業・マネーフォワード クラウド開業届・弥生のかんたん開業届の3つです。いずれも無料で、開業届と青色申告承認申請書を作れます。作れる書類に大きな差はありません

細かな違いはあります。freee開業は画面の解説が手厚く、マネーフォワードはチャットサポートが使えます。弥生も同等の書類を作れます。

国税庁のサイトからPDFをダウンロードして手書きする方法もありますが、項目を調べながら作るより、ツールのほうが速いです。

03会計ソフトは性格が違う

差が出るのは、開業後に使う会計ソフトのほうです。主要3社には、はっきりした個性があります。

  • freee会計:簿記の知識が少なくても使えるUIが強み。質問に答える形で記帳でき、確定申告まで一気通貫。スマホアプリも充実。料金はやや高めの傾向
  • マネーフォワード クラウド確定申告:銀行・カードとの連携数が多く、自動仕訳の精度に定評。請求書などバックオフィスがプラン内にまとまる。ある程度の簿記の知識がある人向け
  • やよいの青色申告/白色申告 オンライン(弥生):低価格と老舗の安心感。白色申告には永年無料のプランがあり、青色申告も初年度無料の枠がある。コスト最優先ならまず候補

3社で市場シェアの大半を占めており、いずれもクラウドなのでMac・Windowsを問わず使えます。

04タイプ別に選ぶ

性格がわかったら、自分に当てはめます。

  • 簿記が苦手・初めて:freee会計。画面の案内に沿って進めやすい
  • とにかくコストを抑えたい:やよいの青色申告/白色申告 オンライン。無料・初年度無料の枠が大きい
  • 口座やカードが多い・連携を自動化したい:マネーフォワード。連携数が多く、まとめて管理しやすい
  • 税理士に依頼する予定:先に税理士へ、対応ソフトを確認してから選ぶ

正解は一つではありません。自分の簿記の慣れと、取引の複雑さで変わります。

05料金だけで決めない

選ぶときの注意点です。会計ソフトは毎日使う道具なので、料金だけで決めると後で消耗します。

料金表だけ見ると無料プランが最強に見えますが、確定申告を完了させるには有料プランが必要なことが多く、操作のしやすさや自動化の差が、年間の手間に積み重なります。安いソフトでも、入力に時間がかかれば結局は割高です。

3社とも無料体験やお試し期間があります。実際に数件入力すれば、操作感の違いはすぐわかります。迷ったら、触ってから決めるのが失敗しにくいです。

06早めに設定して仕事に集中する

最後に、導入のタイミングです。

会計ソフトは、開業時か年初から使い始めるのが理想です。確定申告の直前(1〜2月)に始めると、1年分の取引をまとめて入力することになり、かなりの労力がかかります。

最初に銀行口座やカードを連携させておけば、明細が自動で取り込まれ、日々の記帳がほぼ自動になります。経理を仕組みに任せられれば、本来やるべきこと——仕事を受けて、いい仕事をすること——に集中できます。

あわせて読みたい:開業届の出し方|書き方と提出方法開業届を出した後にやること

よくある質問

開業届の作成ツールはどれがいいですか?

freee開業・マネーフォワード クラウド開業届・弥生のかんたん開業届のいずれも無料で、作れる書類に大きな差はありません。続けて会計ソフトを使う予定があるなら、そのメーカーの開業ツールを選ぶと、アカウントを引き継げて便利です。

freeeとマネーフォワードはどちらがいいですか?

簿記が苦手で確定申告まで迷わず進めたいならfreee、銀行やカードの連携を重視し、ある程度自分で記帳できるならマネーフォワードが向いています。どちらも無料お試しがあるので、実際に触って決めるのが確実です。

とにかく費用を抑えたい場合はどれですか?

弥生が候補です。やよいの白色申告 オンラインには永年無料のプランがあり、やよいの青色申告 オンラインも初年度無料の枠があります。まず無料・初年度無料で始めて、慣れてから判断する方法もあります。

会計ソフトはいつから使い始めるべきですか?

開業時か年初からが理想です。確定申告の直前に始めると、1年分の取引をまとめて入力することになり大変です。早めに口座やカードを連携しておくと、日々の記帳が自動化され、確定申告がぐっとラクになります。

まとめ

開業ツール選びで止まるのは、役割が混ざっているからです。まず「開業届の作成(無料・横並び)」と「開業後の会計ソフト(有料・個性あり)」を分けて考えれば、選択は一気に整理できます。

開業届はどのツールでもほぼ同じ結果になります。差が出るのは会計ソフトで、簿記の慣れ・コスト・連携の重視度で選び分けます。料金だけで決めず、無料体験で触ってから決めるのが失敗しにくい方法です。

会計を仕組みに任せられれば、手続きに追われず、仕事を受けることに集中できます。それが、個人事業を続けていくうえでの本当の土台になります。

料金・プランの最新情報は、各社の公式サイトでご確認ください。

出典